35 テレビに乗せられるな

気がついているのとそうでないのは違う

 
さて、テレビで人気のある映画が放送されるとなると観てしまうことってあるよねー。特にジブリものとか…。アチキはテレビをあまり観なくなっているけど、Twitterのタイムラインを眺めているだけで、今、テレビで何をやってるか判る事がちょくちょくある。皆とは言わないけど、アチキのタイムライン上だけで何人もの人が同じ番組を観ているのが分かったりするわけ。
 
たぶん、中にはその映画のDVDを持っていたりする人もいるわけで、CMなしで好きな時に観る事ができる環境にありながら、テレビで放送されるとなると、ついつい観てしまう。
 
どーして観てしまうのかそのワケをつらつら考えるに、まず思い浮かぶのはタダで観られるという貧乏人根性なのだが、これだけでは毎年のように同じ映画をテレビで繰り返し観てしまう悲しい行動を説明しきれない。
 
次に思い浮かぶのが、自宅で気楽に観る事ができるという環境だが、では、DVDを持っているにも関わらずテレビ放映を観てしまうのか。DVDを観るのとテレビ放映を観るのとの一番大きな違いはCMが入ることではなく、能動的に観るか受動的に観るかの点だとアチキは思うワケ。DVDをプレイヤーにセットしてリモコンの再生ボタンを押すだけの作業が面倒なのではなくて、テレビでやってるから観ている。つまり、観さされていると言った方が分かりやすい。
 
そんなことはない!自分で選択して観たい映画の時しか観ない。と鼻息荒く反論する人もいるだろうけど、小さいときからテレビに慣れ親しんで育った人にとってはテレビで何か面白いものが放送されていたら観ることは当たり前のことになってしまっていて、つまり、テレビに洗脳されてるみたいなものなのよね。で、放映時間に縛られながらCMも観さされているワケ。
 
勘違いしないで欲しいのは、テレビを見る事がつまらないということを言っているわけではないということ。Twitterで会話しながら時間を共有する楽しみのために映画に限らずテレビ番組を観ることは、能動的な選択だと思うし、ただフツーに観ているだけでも楽しんでいるなら、それはそれでいいことだと思うワケ。
 
ただ、これまでテレビというツールをうまく利用して洗脳されつづけてきている現状に気がついて欲しいだけ。
 
同じ映画を毎年のように観さされるくらいはどーってことないけど、取捨選択され編集・色づけされた情報を繰り返し観さされて、それが常に正しい物の見方だと気がつかないうちに思い込まされないようにして欲しいのよね。なんか、話が思ってなかった方向へ来てエラソーなことを言うようになってしまったけど、ま、そういうことを見つめ直すのも必要なのかと思うワケ。
 
 
 

(2013.12.31作成)