30 お茶漬けの正しい食べ方
思い込みがちなもの
あなたは「お茶漬け」をご存じだろうか。
ま、知らない人はまずいないだろうが、「お茶漬け」と聞いてすぐ思い浮かぶのは、永○園の「お茶づけ海苔」とか「鮭茶漬け」という人が多いと思う。食事処で出されるような本格的なお茶漬けは、たぶんイメージとして小さい。
これをラーメンに置き換えると、ラーメン店で食べるラーメンではなく、インスタントラーメンを先にイメージしてしまうということになって何だか寂しい気もするが、まあそういうことになる。
で、話をお茶漬けに戻すと、永○園のお茶漬けでご飯を食べようとするとき、あなたは何を掛けるだろうか。
そんなの、お茶に決まっているじゃん!って思った人、あなたは間違っています。
何をバカなコトを、お茶漬けなんだからお茶を掛けないとお茶漬けにならんではないかっ!って憤りを感じている人、ヤッパリあなたは間違っています。
永○園のお茶漬けに掛けるのは「お茶」ではなく「お湯」が正しい。
なにぃー、それではお茶漬けではなく、お湯漬けではないかっ!と、まだ反論したい人は、お茶漬けの小袋に記載されている作り方を読んでみてください。
そこには、「お湯をそそいでできあがり。」と明記してあります。
永○園のお茶漬けの中身には緑色の粒が入っていて、その中にお茶の成分が入っていることは大抵の人が知っているハズだが、だからといって「お湯」を掛けるのが正当であることをみんなが知っているわけではありません。
かくいう私も、十年ほど前まで知らなかった。つーか、お茶漬けなんだからお茶を掛けるのが当たり前だと思い込んでいたのである。
この事実については、知っていた人には当たり前のことだけど、私のように知らなかったとゆーか、お茶を掛けるモンだと思い込んでいた人には軽いカルチャーショックで、「今までの俺のお茶漬け人生は、いったい何だったんだああぁぁぁ。」くらいの衝撃となる。
で、お茶ではなく、お湯を掛けて食べるとどうなのかだが、ハッキリ言ってお湯を掛ける方が美味しいのである。コレを読んでお茶漬け人生の誤りに気が付いた人がいたらすぐにでも試して欲しい。新たなお茶漬け人生の幕が明けるはずデス。
(2011.07.10作成)