素晴らしいものの数々

KOKUYO 鉛筆シャープ


何を隠そう、私は文具フェチである。(参照)
珍しいものがあるとつい買ってしまいそうになる。
 
先月も、普段利用するコンビニで目について、気がついたらレジで支払いをしていたのがこれ。
 
シャープペンシルなのに鉛筆のような書き心地が売り。
 
一般的な0.5mmの芯ではなく0.9mmと1.3mmのものがあって、私が買ったというかコンビニに並んでいたのは真の太さが0.9mmのもの。
 
0.9mmの芯というと、その昔、私がまだ小学校低学年の頃に学校近くにあった文具と駄菓子のハイブリッド店で売っていた安っぽく壊れやすい造りのモノ(たぶん100円だったと思う)を思い出してしまうが、こちらは高級感はないにしても壊れやすそうではない。
 
で、書き心地なんですが、結構イケてます。全く鉛筆と同じとは言えませんが、かなり近いものがあってナカナカのもんです。何も知らないで目隠しをされて書かされると鉛筆と思うかもしれない。
 
芯が太いのと質量が軽いのもあって滑らかな書き心地というか引っ掛かりやふらつきがない感じ。最初は2Bの芯が入っているのもその理由のひとつだと思うが、さっきwebサイトを見にいくまでHBの芯だと思っていた。普通HBの芯が入っているだろうという勝手な思い込みもあるかも知れないが、感覚的にはそんな濃い芯だとは思わなかった。鉛筆の2Bなら、あっという間に字が太くなるけど、そこはシャープペンシル、丁度いい太さのままで書き続けることができるというのもあったのかもしれない。
 

このモデルは本体の断面が丸みを帯びた三角形だが、KOKUYOのwebサイトによると六角形のものやカラフルなモデルもある。また、HBの替芯をセットにした「マークシート最適セット」なるものも販売しているみたい。確かに、マークシートを速くきれいに埋めることができそうである。
 
 
いやー、やっぱり文具は楽しい。シャープペンシルみたいな超成熟製品でも視点を変えて創り直すと目から鱗の製品が出来上がる。モチロン、製品化するまでには開発者の試行錯誤があったと想像されるが、同じ0.9mmのシャープペンシルでも昔の物とは全く完成度が違う。それでいて180円(税抜き)という価格も実現しているのだから素晴らしいとしか言いようがない。
 
ポキポキ折れるシャープペンシルの芯に嫌気がさしている人はモチロン、寒さで仕事や勉強のモチベーションが下がっている人にもオススメ!

(2012.12.27)