続 彫刻作品
「NG」コーナー開設の第1弾ネタとしてハナバナしく公開した「彫刻作品」。とゆーか、そのためにこのコーナーを作ったと言っても過言ではないのよね。
あれから3年、今はこうなっているワケ。見てのとーりブツが消え去っているのね。正直に言うと、この写真を撮ったのは今から1年ほど前。さらにブツが消え去ったのは更にその半年ほど前だったと思ふのね。
とにかく、十数年にもわたってどーゆーワケかご近所の隅っこに置かれていたワタシの自作自画彫刻作品(マスターピースと読んでね)は忽然と姿を消していたのね。
その時の気持ちは、到底一言では言い表せない何ともフクザツなものだったのよね。モチロン、ほっとしたのは間違いないんだけど、いったい何処へ行ったのというか、何だか自分が行方不明になったみたいというか、はたまた何か事件に巻き込まれたのではないかというミョーな心配感に襲われたり、どうなったのか、イヤどう処分されたのか知りたかったり知りたくなかったり、とにかくイロイロなことが浮かんでは消えたのね。とーぜんだけど、このご近所さんに「ココに置いてあったヤツ、どうしたんですか?」って聞けるワケはないのね。
コトを知った瞬間「ネタができた」って思ったワケだけど、元来小心者のワタシには、まずこの写真を撮るまでが苦悩の連続だったのね。ご近所のこれといって何の変哲もない焼却炉というかゴミ焼き場にカメラを向けて写真を撮るという行為自体がまず怪しい。事情を知らない人が見ると、イヤ事情を知っている人なんかいないので完全に不審者にしか見えないのよね。
万が一写真を撮っているところを家の人に見られようなら弁解のしようがない、、イヤ弁解のしようはないことはないけど、自分のハズカシイ過去を洗いざらいさらけ出さないといけないし、下手をするとwebに公開していたことまでバレてしまう危険性もあるのよね。
で、何とか写真を撮るのに成功したワケだけど、その時の気分はまるで盗撮。イヤ、盗撮をしたことがないのでどんなモンか良くワカラナイケド、前回の撮影時もそうだったように、車で横付けし一旦停止してサッと撮ってすっと走り去るKGBさながらの手法でようやく手に入れたショットなのよね。ほら、よく見るとドアミラーやドア枠が写ってるじゃん。
あれから1年半、気がついたら何事もなかったかのように復活したりしないよう祈りながらこのネタをあたためてきたワケだけど、ようやく自分のヘタクソ作品が世間に曝されている恥ずかしさや、自分のハズカシイ過去がご近所にバレるかもしれないキョーフから解放されたと思ったら、今度はいつどこか思いも寄らない場所に打ち棄てられているのを発見したり、無残にも真っ二つに割られて不燃ゴミの間からもの悲しそうに見つめる自画像と再会するかもしれないという恐怖に怯えながらツライ日々を送っているのよぉ。
(2010.11.20)